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木の床にそっと置かれた小さなウクレレと楽譜

ウクレレを始めてみたら、夜の10分が楽しみになった話

木の床にそっと置かれた小さなウクレレと楽譜

平日の夜9時。

夕食の片付けを終えて、ソファに腰を下ろします。

テレビをつける気にもなれず、気づけばスマホを眺めたまま30分…

「何か楽器でもできたらいいのに。でも今さら始めても遅い気がする」

そんな思いを抱えたまま、何年も過ぎてしまった方は多いのではないでしょうか。

そこで候補に挙げたいのがウクレレです。

小さなボディに、ナイロンの弦が4本。

楽器経験がまったくなくても、最初の夜から音を出せるめずらしい楽器です。

この記事ではウクレレが大人の趣味に向いている理由と、無理なく続けるための始め方をお伝えします。

 

 

 

ウクレレが大人に向く理由

 

木の床にそっと置かれた小さなウクレレと楽譜

 

楽器と聞くと、ピアノやギターのように長い修行が必要な習い事を想像しますよね。

ウクレレはその印象から少し外れた場所に立っています。

まずはウクレレが初心者にやさしい理由を見ていきましょう。

 

音が小さく夜でも弾ける

 

ウクレレの音量は控えめに話す人の声と同じくらいです。

集合住宅の夜9時でも、窓を閉めていれば近所に響くことはまずありません。

仕事のある平日は寝る前のひとときがそのまま練習時間になります。

ポロンと鳴る乾いた音色は、不思議と一日の緊張をほどいてくれるでしょう。

一日の終わりに小さな音をひとつ鳴らす、それだけで部屋の空気が少し変わりますよ。

 

コードは指1本から

 

ギターに挫折した経験のある方ほど、驚く部分かもしれません。

ウクレレの基本コードであるCは、押さえる弦がたった1本です。

薬指を1か所に置いてジャランと鳴らせば、それだけで曲の伴奏が始まります。

弦はやわらかいナイロン製で、指先が痛くなりにくいのも大人にはうれしい点でしょう。

最初のハードルが低い楽器は、それだけで続けやすさが違いますね。

 

価格も置き場所も身軽

 

入門用のウクレレは1万円前後から手に入ります。

全長はおよそ50センチで、ソファの横やベッドサイドにそのまま置けるサイズです。

ケースにしまい込まず、手の届く場所に立てかけておけるのは大きな利点でしょう。

視界に入るたびに、ちょっと触ってみようかなという気持ちが生まれます。

趣味が続くかどうかは、こうした物理的な距離にも左右されるものです。

 

始め方はシンプルでいい

 

ウクレレのコードを押さえる手元のクローズアップ

 

道具をそろえて教本を積み上げる前に、知っておきたいことがあります。

ウクレレは始め方を欲張らないほど、うまくいく楽器です。

ここでは最初の1本の選び方練習の組み立て方をお伝えします。

 

最初の1本の選び方

 

初めての1本はいちばん小さなソプラノサイズがおすすめです。

予算は1万円前後を目安にすると、音程の安定した楽器に出会いやすくなります。

極端に安いものは弦の高さが合わず、押さえるのに余計な力が必要になることもあるようです。

できれば楽器店で実物を抱えてみて、サイズ感を確かめてから選ぶと安心ですね。

 

ポイント

チューナーを一緒に用意すると、毎回正しい音で練習できます。

クリップ式なら数百円から手に入り、スマホの無料アプリでも代用できますよ。

 

覚えるのはCとAmだけ

 

コード表を全部覚える必要はありません。

最初に覚えるのはCとAmの2つで十分です。

この2つはどちらも押さえる指が1本で、行き来するだけで曲らしい響きになります。

ハッピーバースデーのように誰もが知っている曲も、少ないコードで形になるものですよ。

知っている歌を自分の伴奏で口ずさめた瞬間の喜びは、想像以上でしょう。

 

1日10分、寝る前に

 

必要なのは、寝る前のほんの10分。

長時間の練習を課すより、短くても毎晩弦に触れるほうが指は覚えていきます。

観葉植物の水やりに少し似ていますね。

一度にたっぷり注ぐより、こまめに世話をするほうが根はしっかり育ちます。

疲れて何もしたくない夜は、チューニングだけして終わりでもかまいません。

弦に触れたという事実が、翌日の10分につながっていくものです。

 

続く人がしている工夫

 

夜のリビングでウクレレを練習する穏やかな時間

 

どんな趣味にも、熱が冷めていく時期は訪れます。

ウクレレを長く楽しんでいる人たちは、意志の強さではなく小さな工夫で乗り越えているようです。

ここでは続けている人に共通する工夫をご紹介します。

 

弾きたい1曲を決める

 

練習メニューより先に、弾けるようになりたい曲を一つ決めてしまいましょう。

思い出の歌でも、子どもの頃に流行った曲でもかまいません。

目的地が決まると、コード練習は移動の手段に変わります。

地図を持って歩く旅と同じで、寄り道さえ楽しくなるものです。

大切なのは、弾ける曲がひとつあるという安心感。

1曲弾けるようになれば、2曲目はずっと近くに見えてきますよ。

 

完璧を目指さない

 

コードの押さえ間違いや音のかすれは、気にしなくて大丈夫です。

誰かに聴かせるためではなく、自分の時間を楽しむための演奏ですから。

気分が乗らない日は、こう決めてしまいましょう。

「今日はワンコーラスだけ」

それでも弾き終える頃には、もう少し続けたくなっていることが多いものです。

完璧主義を手放すのがいちばん難しい、という声もよく聞きます。

ただ、うまくなるために始めたのか、楽しむために始めたのか、迷ったときは思い出してみてください。

 

小さな音のある暮らしへ

 

ソファに立てかけられたウクレレと暖かな部屋の光

 

ウクレレの魅力と、無理のない始め方をお伝えしてきました。

楽器を始めるのに、遅すぎる年齢はありません。

弦4本の小さな楽器が、いつもの夜をほんの少し豊かにしてくれます。

 

  • ウクレレは音が小さく、夜の10分でも練習できる
  • 最初に覚えるコードはCとAmの2つで十分
  • 弾きたい1曲を決めると、練習が楽しみに変わる

 

本音塾長
最初の一音が鳴った日の気持ちは、何年たっても覚えているものですよ。

 

ぜひ今夜、楽器店のサイトを眺めるところから始めてみてください。

 

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